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<<   作成日時 : 2008/02/01 22:20   >>

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東京都写真美術館に行ってきた。
スティル/アライヴというグループ展をやっていて、
「現代人の生と時間、その表現」というテーマに
30代のアーティスト4人の作品が展示されています。

その中には、
「あの空をおぼえてる」でご一緒した
写真家の大橋仁さんの作品もありまして。

最高に刺激的でした!
この一つのテーマに4人のアーティストが
全く違うアプローチで、カラーの違う作品を提示していて。

最初の作品は映像作品。
「感覚の中を泳ぐ」というのがテーマ。
展示室の壁いっぱいにゆらゆらと映像が映し出されてた。
シルエットの群集や朝もやの森の中。
床に座ってゆっくり眺めていると、
他人の、もしくは自分の「記憶」の中をゆらゆら泳いでいるよう。
現実世界の「時間」という概念から脱出し、
過去、未来、記憶、想像がいっしょくたに存在する「感覚」の
中に入り込んだような気分。

次は「学校」をテーマにした写真の展示。
校舎はずっと変わらずそこに存在するけれど、
その校舎を使う生徒達はどんどん入れ替わり、通過していく。
動いているものと静止しているもの。
写真の中には常にその二つが共存していて、
写真で切り取ったその景色の中の「時間の継続」を
意識させられて、面白かった。

そして、目当ての大橋仁さんの写真。
バンコク、リオデジャネイロ、ハワイなどで撮影された、
娼婦や野良犬、風俗嬢たち、そして海。
銀色に美しく光を反射する夜の海の大きな写真。
それが3枚ならんで、波が引いていく様子が映し出されている。
まずはその海の美しさに圧倒されました。
深く闇を抱え込んだ海は、少し怖くもある。
そして、カメラ目線で無邪気に微笑んだり、眠っている女性達の
写真に、野良犬の写真の混在。
なんというか、むきだしの「生」。
カメラの前を通り過ぎていった人達、撮影した大橋さんの、
感情の波。
かなり刺激的で攻撃的で、ぞくぞくしました!

そして最後はビデオとインスタレーションの作品。
廃材を使ったテーブルと椅子と、ボーリングのレーン。
床に置かれた四角いテレビは、
ビール工場の瓶ビールの生産ラインの様子を延々写してる。
大量のビール瓶が行列になってベルトコンベアーの上を
進んで行ったり、機械に持ち上げられたり転がったり。
廃材のボーリングレーンの先には、ピンのかわりに
ビール瓶が並べられていて。
確かに、ボーリングのピンが機械で運ばれるさまと
ビール瓶のそれは似てる!

とにかくどの作品もとても面白かったです。
その後映画を観ようと計画していたけれど、
作品展の余韻を消してしまうのがもったいなくて、やめた。

あー、観たい映画や舞台やアートがいっぱいある!
まだ貼りつけてないタイルもいっぱいある!

うまく時間を使って、一個ずつやっつけていくのだ。

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コメント(29件)

内 容 ニックネーム/日時
水野さんの文章から、雰囲気がぐいぐいと伝わってきました。
そして、東京へ無性に行きたくなりました。
写真展とか絵画展とか単館上映の映画とか、いっぱい観に行きたい。。
あっちゃん
2008/02/01 22:27
アートの世界で仕事してる人達は、すごいと思うよ。みきてぃも好きなアーティストだよ♪
好青年
2008/02/01 22:32
人の数だけ・手法の数だけ表現の仕方があって。もしかしたら同じ人でも時が経てばまた違いがあって。人はみんな、限りのない世界で生きているんだなとこの日記を読んで思いました。タイルはナイけど私も山積みのやりたいことをやっつけていこうと思います。
はしボン
2008/02/01 22:58
水野さんって全てを溶かし込める水のような感覚?の持ち主かと思いつきました。
雑多な(この言葉しか思い浮かばなかった)芸術や文化・文明等に触れるたびに自分の中に溶かして、事ある毎にそれぞれの『味』を醸し出してくれている。
…すみません。語彙力が不足していて上手く表現しきれないのですが、そんなモノを具現化する力を感じると言えば一番近いでしょうか。
山口の者
2008/02/01 23:26
芸術というのはそこにあふだけで心を揺さぶるものがありますね
shigeki-inakamon
2008/02/01 23:38
>あー、観たい映画や舞台やアートがいっぱい
>ある!
>まだ貼りつけてないタイルもいっぱいある!
>うまく時間を使って、一個ずつやっつけていく
>のだ。

その貪欲ながらにして、地道にやる精神にカンドー。

あ。そだ。
芸術なら「横浜トリエンナーレ」がおすすめ。
最先端な芸術作品とかあって結構面白いですよ。
ベンジー
2008/02/02 00:14
感覚の中を泳ぐというテーマにすごい惹かれますね。
記憶の中を揺らぐ感覚ってのはなかなか味わえないような。経験してみたいですね。
ネオ
2008/02/02 01:43
4人とも新鮮でいい。私は、特に回転回が気に入りました。
「スティル/アライヴ」を出てすぐにハーフェズを見たので、4人にもらった“感覚”が消えかかってますが、でも、2つがいい具合に融け合って脳内を回転しているような気もしてます。けど、やっぱり「スティル/アライヴ」はもう一度見たいなぁ。
ピップ
2008/02/02 02:01
美紀さんの文章を読みながら、頭の中に映像が浮かびました。まるで美術館で作品展を見ているようでしたね!

あっ、美紀さんの文章をプリントアウトして、日本語の教科書みたいになって(今勉強してる教科書の文章がつまらない・・・)、よく読んだら文法や語彙などしっかり覚えられるかもしれません(⌒0⌒)b yeah!美紀先生!
mio@香港
2008/02/02 04:02
幻想的な世界観。実際に観ると、きっと感情にダイレクトに、ぶつかってくるんでしょうね。素敵な表現です。日々、様々なことを感じて、吸収していく…そんな生き方がスキなんです!!(すいません、興奮しすぎました。)

美紀さんって…するめみたい。
噛めば噛むほど味がでる…っていう。

2008/02/02 04:34
くはっ
タイル職人は感性強いね、少しづつ職人の域にまで行くどん。よろしくご指導願います美紀師匠♪
ヒデパラ
2008/02/02 05:25
ある瞬間って一度しかなくて、同じことに二度と出会えないわけです。でも写真や映像はその瞬間に出会わせてくれる。他の人と共有出来る。同じ作品でも見る場所・時間などで全然違う風に見えますし。すごいことだと思います。//あぁ、中学時代に一眼レフ持ち歩いて撮りまくっていた私、早すぎたピークかっ。また撮りたいなぁ。//先日やっと今年の一本目の映画を観ました。100人くらいの劇場で、じっくりと。ミニシアターもそれぞれ特色があって興味深いですね。
たっしー
2008/02/02 07:55
たまには趣味に没頭する時間があってもいいよね(^^;

僕は今日休みだから、映画三昧しようかと思ってる!
ゆう君
2008/02/02 13:11
たしか恵比寿ですよね。写真展をみたあと、ガーデンホールで映画みたことあります。
 余韻を消したくないってなんかわかります。
カルノフ
2008/02/02 14:30
恵比寿という地名はエビスビールの出荷のための国鉄の駅名から付いたそうですが、恵比寿に行けばサッポロビールの見学をまず行ってエビスビールを飲んでから他を除いて廻り時間潰しをしてからサッポロビール園でたらふく飲んでから宿泊のホテル(渋谷か新宿)に戻るパターンとなっておりますが、東京都写真美術館も今度からコースに登録します☆
白熊
2008/02/02 15:22
あ〜、行きたい。美紀ちゃんのことばだけでもぐいぐい伝わって来る、そのアートを自分の目で見てみたい。

みたい映画もたくさんあります。最近帰り道にあったちょいと古い映画館が2館続けて閉館となった。雰囲気がすきだったのに。あ〜、遠くまで行かないと映画が見れないなんて…。まぁ、今までも随分遠かったが…。
高梨 爽
2008/02/02 15:29
はじめまして。水野さんの大ファンです。応援してます!
あっきー
2008/02/02 16:44
美紀さんの文章から想像が膨らみました。
一つの作品から感じることは人により様々ですが、文章から感じることも様々だと思うので私も時間を作ってそういうところへ足を運びたいと思います☆
koikel
2008/02/02 20:10
>高梨爽さん
早速、「ぐいぐい」してますね。(笑)
ぐいぐい。
なんか、かわいい♪
ぐいぐい。

2008/02/02 22:11
東京都写真美術館、素晴らしい作品があるんだなあ♪。(^^)オイラも見たくなってきた♪。(^o^)
小鳥の巣
2008/02/02 22:24
chicago,あるみたいですね、、、
auditionあるんですかね。
あったら、うけてみれば、おもしろいかもしれないですね。
koji@okazaki
2008/02/03 12:34
東京都写真美術館。一昨年お邪魔しました。
催しは確かコラージュ作品の歴史だったかと。
軽い気持ちで恵比寿あたりをぶらつきながら美術館を目指して行くと...えらく上り坂を歩かされました...結構シンドかった記憶が。
紅竜
2008/02/03 21:21
いつか行ってみたいですね(^^)
@@;
2008/02/03 22:02
スチール写真のスチールが「still静止」って知った時はちょっとびっくりしました。写真て動いてないのは当たり前だと思ってたから。あぁそういや動いてないや、、って感じで。
胡桃葡萄
2008/02/03 23:29
ショック!!!!
先月のひみつ集会、当選してました!!(泣)
メールが届くのはケータイの方だと思い込んでました。(泣)

バッグのメールを探してたら、受信箱が知らないところにありました。。。

あーもう…悔やんでも悔やみきれない!!
美紀さんに会いたかったよー。(T_T)
楠野さんと「安部礼司」さんとも。。。
あほやー、ホンマにアホ!
あぁ、落ち込む…。もう、死ぬほど落ち込みます。本気で半泣きです。

2008/02/06 05:29
本当に柔らかい感性をお持ちですねー
文章を読んだだけでゾクゾク感が伝わってきます!是非実際に見に行きたいですが2/20迄のようでちょっと厳しいです‥
私は最近「増山たづ子写真展」に行ってきました。ダム建設によって水没した岐阜県旧徳山村の景色や、村の運動会の様子、雪遊びをする子供達の笑顔といった、日常生活の一瞬を写した写真の数々から、増山さんの優しい人柄がビンビン伝わってきて、とてもあたたかい気持ちになりました。同時に、この美しい村は今やダムの底、という事実が悲しく、第一展示場の最後に展示してあった「友達の木」という写真を見た時にとうとう涙が溢れてしまいました。
はっ 長々と失礼しました。。。
そうですね!見たいこと、やりたいこと、一つずつやっつけていきましょー!
野菜畑
2008/02/07 18:51
おはようございます!しつこいですね、私。自覚はございますが、「やめられない、とまらない症候群」にかかってしまいました。
「研究会」、楽しそうです♪美紀さん意外には、ブルース・リーが好きで、全部みました(^^;
ううう…楠野さんのブログにも、コメ欄が欲しいっ!(←駄々っ子か!)

2008/02/09 06:26
私は水野美紀ちゃんが大、大、大、大好きでーす。
ノコです
2008/02/09 14:24
美術館で過ごす時間は有意義ですね
お仕事頑張ってください
ちょこ
2008/02/10 14:14

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